当センターは平成14年5月2日に温泉分析登録機関(登録番号:茨城県登録第1号)となり県内及び近県の温泉分析の依頼も受けて実施しています。
温泉の成分分析等の掲示に必要な分析の他、温泉に該当する可能性があるか否かのスクーリング的な検査や飲泉のための細菌等の衛生検査も行っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

温泉分析のご案内

温泉分析の流れ

 

お問い合わせ→分析内容等の確認、相談→①及び②→試験室における検査→検査結果の整理・評価→成績書(分析書)の作成・確認→成績書の発送   

① 持込みの場合(温泉小分析)

→採水方法の説明、容器貸出

→ご依頼者様による採水

→持参又は宅急便等による持込

② 現地採水の場合(温泉中分析)

→採水日程の調整

→現地出張(現地調査、試験、採水)

     
  1. 温泉の登録等の申請に使用するために行う温泉分析(温泉中分析)は必ず、当センターより現地に出向き採水及泉温、湧出量、試験室へ持ち帰るまでに変化してしまう可能性のある成分の測定、現地処理を行います。
  2. 温泉分析の成績書がご依頼者に届くまで、おおよそ2~3週間程必要ですが、状況にもよりますが、これより日数を要する場合もあります。また、成績書を短期間でご希望の方はご相談下さい。(場合によってはご希望に添えないこともあります。)

温泉とは

温泉法第二条により以下のように定義されています。

  • この法律で「温泉とは、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。
温泉法第2条 別表

1. 温度(温泉源から採取されるときの温度):摂氏25度以上
2. 物質(下表に掲げるもののうち、いずれか一つ)

物質名含有量(1kg中)
溶存物質(ガス性のものを除く)総量 1,000mg以上
遊離二酸化炭素(CO2)(遊離炭酸)250mg以上
リチウムイオン(Li+)1mg以上
ストロンチウムイオン(Sr2+)10mg以上
バリウムイオン(Ba2+)5mg以上
総鉄イオン(Fe2++Fe3+)10mg以上
マンガン(Ⅱ)イオン(Mn2+) (第一マンガンイオン)10mg以上
水素イオン(H+)1mg以上
臭素イオン(Br)5mg以上
沃素イオン(I)1mg以上
ふっ素イオン(F)2mg以上
ヒ酸水素イオン (HAsO4 2-)
(ヒドロヒ酸イオン)
1.3mg以上
メタ亜ヒ酸(HAsO2)1mg以上
総硫黄(S)
〔HS+S2O3 2-+H2Sに対応するもの〕
1mg以上
メタホウ酸(HBO2)5mg以上
メタケイ酸(H2SiO3)50mg以上
炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)
(重炭酸ソーダ)
340mg以上
ラドン(Rn)20(百億分の1キュリー単位)=74Bq以上
(5.5マッヘ単位以上)
ラジウム塩(Raとして)1億分の1mg以上

 

療養泉とは

温泉のうち、特に治療の目的に供しうるものを療養泉として以下のように定義されています。

療養泉の定義

1. 温度(温泉源から採取されるときの温度):摂氏25度以上
2. 物質(下表に掲げるもののうち、いずれか一つ)

物質名含有量(1kg中)
溶存物質(ガス性のものを除く)総量 1,000mg以上
遊離二酸化炭素(CO2)1,000mg以上
総鉄イオン(Fe2++Fe3+)20mg以上
水素イオン(H+)1mg以上
よう化物イオン(I)10mg以上 
硫黄(S)
〔HS+S2O32-+H2Sに対応するもの〕
2mg以上
ラドン (Rn)30(百億分の1キュリー単位)=111Bq以上
(8.25マッヘ単位以上)

 

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